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マウス詳細データ: lox-Picchu(F1-#2)マウス

系統情報
資源番号 nbio223
系統名 lox-Picchu(F1-#2)
正式名称 (ICRxB6C3F1)F1-Tg(pT2A-lox-tdKeima-Picchu-734)#2
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統
由来 京都大学大学院生命科学研究科 生体制御学
樹立者 松田 道行
寄託者 松田 道行
分譲条件 提供承諾書が必要。分譲手続はこちら
Animal Health Report
詳細

Crkのリン酸化をモニターするFRETバイオセンサー (Picchu) にlox-tdKeimaを付加したプローブを発現させたトランスジェニックマウスである。Crkは,細胞内シグナル伝達分子であり、SH2ドメインとSH3ドメインのみからなるアダプター分子で、チロシンキナーゼのシグナルを下流に伝達し、細胞増殖やがんなどに関連している。本マウスはCAGプロモータ下にほぼすべての組織でKeima蛍光タンパク質を発現する。組織特異的Cre発現マウスと交配することにより、組織特異的にKeima蛍光タンパク質からFRETバイオセンサーへと発現をスイッチすることができる。本マウスを二光子顕微鏡による生体イメージング観察することにより,胎児および成体のさまざまな組織におけるCrkのリン酸化を時間的,空間的に測定することが可能である。様々な組織の初代培養細胞にても十分な発現が見られることから、生きた動物でのシグナル伝達系の解析のみならず、シグナル分子をターゲットとした薬力学的解析など、創薬への応用も期待される。 なお、一般的にFRETバイオセンサーは固定標本には用いることができない。

注:FRET(Förster (or fluorescence) resonance energy transfer, 蛍光共鳴エネルギー移動)

参考文献
保存情報
精子自家遺伝子型
凍結方法FERTIUP
他機関遺伝子型
凍結方法
自家 作出方法
遺伝子型
凍結方法EFS40
他機関 作出方法
遺伝子型
凍結方法
分譲までの期間凍結精子手続完了次第即日発送可能
凍結胚 手続完了次第即日発送可能
生体 約2ヶ月
遺伝子情報
作出方法 transgenic
遺伝子記号 CFP, YFP, tdKeima
遺伝子名 Cyan Fluorescent Protein, Yellow Fluorescent Protein, tandem dimer of Keima
genotyping情報