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マウス詳細データ: 4C30マウス
系統情報 | |
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資源番号 | nbio009 |
系統名 | 4C30 |
正式名称 | |
略称・別名 | 心筋症モデルマウス |
系統分類 | mutant |
バックグラウンド系統 | C57BL/6 |
由来 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 (国立感染症研究所) |
樹立者 | 鈴木 治 |
寄託者 | 鈴木 治 |
分譲条件 | 提供承諾書必要。 |
Animal Health Report | |
詳細 | シアル酸転移酵素を導入したトランスジェニックマウスのラインの一つで、通称4C30と呼んでいる。ホモ導入個体は7ヶ月程度で心拡大を伴う呼吸不全で全例死亡する (Suzuki et al., 2011; 野口ら、2003)。心臓の症状から、このマウスは拡張型心筋症モデルマウスとしての可能性を示唆しており、現在、基礎データを採取中である。 心臓の様子ホルマリンカルノア混合液による拡張固定後の胸腔内の心臓を示す (胸腔内の心臓の拡大図)。左が発症例、右が正常対照例である。発症例は対照に比べ心臓全体が著しく大きく、この図を用いていわゆる心胸郭比を計測すると、対照例が41%に対し、発症例では59%で、18%の増加が見られる。中段は摘出心の様子で、発症例では左右の心耳が共に著しく大きい。心/体重比は発症例が1.3 ± 0.3%で対照例の0.7 ± 0.1%に比べ、有意に高い。下段は四腔断面の写真で、発症例では心室筋の壁厚が右室、室中隔、左室のいずれも対照例に比べ菲薄化 (ひはくか) が見られる。左右の心房筋も同様に菲薄化している。 導入遺伝子と挿入部位4C30マウスは、pCAGGSベクター (Niwaet al., 1991) の発現カセットにマウス由来β-galactoside α-2,3-sialyltransferase 2遺伝子 (ST3GalIIまたはSiat5; Leeet al., 1994; Konoet al., 1997) のcDNAを挿入したものを、C57BL/6CrSlcマウスの前核期胚の前核へ注入することにより作製したものののうちの一ラインである。 |
参考文献 |
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保存情報 | |||
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精子 | 自家 | 遺伝子型 | Tg/Tg |
凍結方法 | FERTIUPまたはR18S3 | ||
他機関 | 遺伝子型 | ||
凍結方法 | |||
胚 | 自家 | 作出方法 | IVF : (Tg/Tg) ♀ x (Tg/Tg) ♂ |
遺伝子型 | Tg/Tg | ||
凍結方法 | EFS40 | ||
他機関 | 作出方法 | ||
遺伝子型 | |||
凍結方法 | |||
分譲までの期間 | 凍結精子 | 手続完了次第即日発送可能 | |
凍結胚 | 手続完了次第即日発送可能 | ||
生体 | 約2ヶ月 |
遺伝子情報 | |
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作出方法 | transgenic |
遺伝子記号 | St3gal2 (Siat5, St3GalII) |
遺伝子名 | ST3 β-galactoside α2,3-sialyltransferase 2 |
genotyping情報 | 近傍プライマーを用いたPCR法により、ホモ導入個体、ヘミ導入個体、野生型個体を区別することができる。具体的には以下の3つのプライマーを同時に使用し、 Tg由来の175bpバンド (+バンド) と野生型由来の228bpバンド (−バンド) の出方により、遺伝子型を判別する (この方法の詳細はトランスジェニック動物のgenotypingのページをご参照ください)。
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