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マウス詳細データ: B3gat1 KOマウス

系統情報
資源番号 nbio263
系統名 B3gat1 KO
正式名称
略称・別名 GlcAT-P
系統分類 mutant
バックグラウンド系統 C57BL/6J (~N30)
由来 京都大学医学研究科 基礎検査展開学分野
樹立者 岡 昌吾 先生
寄託者 岡 昌吾 先生
分譲条件 指定文献の引用。研究成果公表時に寄託者へ謝辞の表明。提供承諾書が必要。分譲手続はこちら
Animal Health Report
詳細

神経系で高発現するHNK-1糖鎖抗原の生合成酵素B3gat1のノックアウトマウスである。HNK-1糖鎖抗原は糖鎖の非還元末端に存在するN-アセチルラクトサミン構造にGlcAT-P(B3gatl)あるいはGlcAT-S(B3gat2)によってグルクロン酸が転移された後、HNK-1STによって硫酸基が転移され生合成される。脳内でのHNK-1糖鎖合成に関与する主要なグルクロン酸転移酵素がGlcAT-P(B3gatl)である。遣伝子欠損マウスの表現型としては神経可塑性の指標となる長期増強(long term potentiation)の減弱やモリスの水迷路などで評価される海馬依存的な空間学習記憶能力の低下が観察される。従って、脳の高次機能の解析等のモデルマウスとして使用可能である。

参考文献
  1. Yamamoto S, Oka S, Inoue M, Shimuta M, Manabe T, Takahashi H, Miyamoto M, Asano M, Sakagami J, Sudo K, Iwakura Y, Ono K, and Kawasaki T. (2002) Mice deficient in nervous system-specific carbohydrate epitope HNK-1 exhibit impaired synaptic plasticity and spatial learning. J Biol Chem 277(30):27227-31. [PMID:12032138]
保存情報
精子自家遺伝子型Hetero
凍結方法FERTIUP
他機関遺伝子型
凍結方法
自家 作出方法IVF
遺伝子型HeteroとWTが半分ずつ
凍結方法EFS40
他機関 作出方法
遺伝子型
凍結方法
分譲までの期間凍結精子手続完了次第即日発送可能
凍結胚 手続完了次第即日発送可能
生体 約4ヶ月
遺伝子情報
作出方法 knockout
遺伝子記号 B3gat1
遺伝子名 β-1,3-glucuronyltransferase 1 (glucuronosyltransferase P)
genotyping情報