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マウス詳細データ: B3gat2 KOマウス

系統情報
資源番号 nbio372
系統名 B3gat2 KO
正式名称
略称・別名 GlcAT-S KO
系統分類 mutant
バックグラウンド系統
由来 京都大学医学研究科基礎検査展開学研究室
樹立者 岡昌吾先生
寄託者 岡昌吾先生
分譲条件 利用者は研究成果の公表に当たり寄託者の指定する文献を引用する。利用者は研究成果の公表に当たり寄託者への謝辞の表明を行う。利用者は事前に寄託者の提供承諾書を得る。分譲手続はこちら
Animal Health Report
詳細

B3gat2 (GlcAT-S)酵素を欠損するマウス。B3gat2 (GlcAT-S)は神経系で高発現するHNK-1糖鎖抗原の生合成酵素。HNK-1糖鎖抗原は糖鎖の非還元末端に存在するN-アセチルラクトサミン構造にGlcAT-P (B3gat1)あるいはGlcAT-S (B3gat2)によってグルクロン酸が転移された後、HNK-1STによって硫酸基が転移され生合成される。脳内でのHNK-1糖鎖合成に関与する主要なグルクロン酸転移酵素がGlcAT-P (B3gat1)であるため、GlcAT-S (B3gat2)の遺伝子欠損では脳内のHNK-1糖鎖発現の変化はほとんど見られない。一方、GlcAT-S (B3gat2)は腎臓での発現が高いため、本遺伝子欠損により、腎臓における非硫酸化型のHNK-1糖鎖(腎臓ではHNK-1STが発現していないので硫酸化を受けない)の発現が消失する。野生型マウスでは老化に伴って腎臓における非硫酸化型HNK-1糖鎖の発現が上昇することが知られている。遺伝子欠損マウスの明らかな表現型は認められていないが、老化に伴う腎臓機能解析に使用できる可能性がある。Targeted alleleにはLacZが組み込まれているので、Xgalを用いてGlcAT-S (B3gat2)の発現部位を知ることが出来る。

参考文献
  1. Yabuno K, Morise J, Kizuka Y, Hashii N, Kawasaki N, Takahashi S, Miyata S, Izumikawa T, Kitagawa H, Takematsu H, Oka S. (2015) A Sulfated Glycosaminoglycan Linkage Region is a Novel Type of Human Natural Killer-1 (HNK-1) Epitope Expressed on Aggrecan in Perineuronal Nets. PLoS One. 10:e0144560. [PMID: 26659409]
保存情報
精子自家遺伝子型heterozygous
凍結方法
他機関遺伝子型
凍結方法
自家 作出方法
遺伝子型heterozygous/wild-type
凍結方法
他機関 作出方法
遺伝子型
凍結方法
分譲までの期間凍結精子手続完了次第即日発送可能
凍結胚 手続完了次第即日発送可能
生体 約2ヶ月
遺伝子情報
作出方法 knockout
遺伝子記号 B3gat2 (GlcAT-S)
遺伝子名 β-1,3-glucuronyltransferase 2 (glucuronosyltransferase S)
genotyping情報