シリアンハムスター Mesocricetus auratus
注: シリアンハムスターの維持は終了しました。
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愛玩動物としてよく知られているハムスターは，妊娠期間が１５～１７日と短く，繁殖も容易なことから，実験動物としても広く用いられています。実験動物としては，主にシリアンハムスター（ゴールデンハムスター）とそれより小型のチャイニーズハムスターがあり，寄生虫やウイルス，細菌の感染実験に広く利用されています。
当室で維持しているHAWはシリアンハムスターですが，被毛が白色で耳が黒く，眼はルビー色（写真参照）です。
また，シリアンハムスターの卵巣凍結による系統保存法開発を目指した研究を行っており，急速ガラス化法によりHAWの卵巣を凍結し，融解後に移植することで産仔を得ることに成功しています。
参考文献
- 鈴木 治，小浦美奈子，「卵巣移植による凍結保存卵巣由来シリアンハムスター産仔の作出」，第101回日本繁殖生物学会総会，福岡，2008年10月18-20日