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マウス詳細データ: YPCマウス
系統情報 | |
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資源番号 | nbio006 |
系統名 | YPC |
正式名称 | |
略称・別名 | 貧毛マウス |
系統分類 | inbred |
バックグラウンド系統 | |
由来 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 (国立予防衛生研究所) |
樹立者 | 黒沢 重利 先生 |
寄託者 | |
分譲条件 | 無条件。分譲手続はこちら |
Animal Health Report | |
詳細 | YPCマウス(PC : poor coat)はSwiss albino系マウスコロニーに発見された1匹の被毛異常雄をもとに近交化したマウスであり、生後まもなく貧毛および縮毛を呈する(ref. 1)。正常マウスと同様、生後10日までに細く短い毛が体表面を被うようになるが、長い硬毛に発達することはない。 YPCの原因遺伝子として、Sgk3/Sgkl/CISK遺伝子が同定された(Ref. 2)。連鎖解析の結果、YPCマウスのSgk3遺伝子のnt1382のCがAに置換されることによって、461番目のSerinが終始コドンに置換されるナンセンス変異であることが分かった。この同時期にSgk3ノックアウトマウスが被毛異常を呈することも報告されており(ref. 3)、これらからSgk3が毛包において重要な役割を果たす因子であることが分かった。さらにWnt pathwayで重要な役割を担うβ-cateninの核内蓄積がYPCマウスで少ないことが示され、毛包形成におけるWnt pathwayの相互作用の可能性も示唆されている(ref. 4)。 C57BL/6系へのバッククロスにより、B6コンジェニック系(YPC-B6コンジェニックマウス)が作成されており、当バンクより分譲可能である。 |
参考文献 |
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保存情報 | |||
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精子 | 自家 | 遺伝子型 | ypc/ypc |
凍結方法 | FERTIUP | ||
他機関 | 遺伝子型 | ||
凍結方法 | |||
胚 | 自家 | 作出方法 | |
遺伝子型 | ypc/ypc | ||
凍結方法 | EFS40 | ||
他機関 | 作出方法 | ||
遺伝子型 | |||
凍結方法 | |||
分譲までの期間 | 凍結精子 | 手続完了次第即日発送可能 | |
凍結胚 | 手続完了次第即日発送可能 | ||
生体 | 約2ヶ月 |
遺伝子情報 | |
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作出方法 | spontaneous mutation |
遺伝子記号 | Sgk3/Sgkl/CISK |
遺伝子名 | Serum/glucocorticoid-regulated kinase 3, Serum and glucocorticoid-inducible kinase-like kinase, Cytokine-Independent Survival Kinase |
genotyping情報 |